カリナイト 技術ブログ カリナイトのレンタル商品を、より便利に使いこなすためのテクニックや最新技術をご紹介!
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小型のワイヤレスマイクで、受信機1台と送信機2台で構成されています。
基本的な使い方はとても簡単で、受信機を付属のケーブルでカメラに接続し、受信機と送信機の電源を入れるだけ。
ペアリングも自動で行われるため、電源を入れればすぐに録音が開始されます。
送信機(マイク)を2人同時に持たせることができるので、2つの音源を同時に録音することが可能。
小型で軽量で使いやすく、多くの動画クリエイターも愛用しています。
専用の管理アプリをパソコンにインストールすれば、より便利な設定を行えますので詳しく解説していきます。
1. 受信機を3.5mmマイク端子搭載のカメラと接続
接続には、付属の3.5mmTRSケーブルを使用します。
※カメラのケーブル差込口はそれぞれ異なります。
受信機のクリップ部分が、カメラのシューにちょうど装着できるように造られているため、外れないようにしっかりと装着してください。
2. それぞれの電源ボタンを長押し、電源を入れる
電源を入れると、受信機側では液晶画面が点灯し、送信機は青いランプが点灯します。
電源を入れれば、自動的にペアリングが行われ、
受信機の画面を見てみると、それぞれの音声レベルとバッテリー残量が表示されるので正常にペアリングが行われていることを確認することができます。
3. カメラの録画ボタンを押して撮影を開始
ほとんどのカメラにおいて、3.5mmケーブルで接続した段階で、内蔵マイクから外部マイク「Wireless GO」に切り替わります。
そのまま録画ボタンを押せば、音声はWireless GOのマイクで録画してくれます。
受信機には電源ボタンの他に、
①dB(ゲインコントール/ミュートボタン)と、②1/2(ペアリング/チャネル選択ボタン)があり、③両方を長押しすると、マージモードとスプリットモード(モノラルとステレオ)を切り替えることができます。
①dB(ゲインコントロール)
dB(ゲインコントロール)を押すと、音声出力レベル(ゲイン)を調整することができます。
ゲイン設定の種類には3種類あり、これは専用の管理アプリにて設定することができます。
設定方法はこちらを参照ください。
ゲインコントロール |
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1. カメラに合わせたプリセット |
2. 10段階のゲイン設定 |
3. 3段階のゲイン設定 |
②1/2(ペアリング/チャンネル選択ボタン)
1/2(ペアリング/チャネル選択ボタン)を1回ずつ押していくと、
「1番→2番→選択なし」に切り替わっていきます。
1番と2番どちらかを選択した状態で、dB(ゲインコントロール/ミュートボタン)を押すと「ミュート」に設定することができます。
※ペアリング再接続・解除について
更に、送信機とのペアリングを再接続したい場合や、初めて別の送信機を接続する場合は1/2ボタンを3秒以上長押ししてペアリングモードを有効にした後、送信機の電源ボタンを1回押して数秒待つとペアリングされます。
接続を解除したい場合は、1/2ボタンを1回押して送信機を選択し、1/2ボタンを3秒以上長押ししてください。
③dBと1/2ボタンを同時に長押し
d/Bと1/2ボタンを同時に長押しすると、マージモードとスプリットモードを切り替えることができます。
マージモードとスプリットモードとは、各送信機の音声を1つの音声に記録する方法(マージモード)と、各送信機の音声を別々の音声として記録する方法(スプリットモード)のことです。
バックアップを送信機に取っておいてくれる「セーフティチャンネル」使用時や、送信機を1台だけ使用している時などはマージモードを使用し、2人へのインタビューなどはスプリットモードがおすすめです。
送信機の電源ボタンは、1回押した場合の機能を下記4つより選択することができます。
設定方法については専用の管理アプリにて設定することができます。
各設定の詳細はこちらを参照ください。
【送信機】電源ボタン各モード |
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Mute |
Marker |
Record |
None |
送信機(マイク)の録音開始方法については、下記3つの方法があります。
設定方法については専用の管理アプリにて設定することができます。
設定方法はこちらを参照ください。
【送信機】録音開始方法一覧 |
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1. 送信機の電源を入れたら録音が開始される。(受信機の電源が入っていなくても) |
2. 受信機の電源が入っている状態で、送信機の電源を入れると録音が開始される |
3. 送信機・受信機の電源が入っている状態で、送信機の電源ボタンを押すと録音が開始される。 |
※カリナイトでは、2の設定で納品させていただいております。
本体をより最大限に活用するためには、専用の管理アプリ「RØDE Central」をお使いのパソコンにインストールする必要があります。
https://rode.com/ja/apps/rode-central
「RØDE Central」では、上記にて説明しました各種ボタンの設定および録音開始方法などを設定することが可能です。
アプリをダウンロードしたら、付属のUSBケーブルで送信機および受信機をパソコンと接続してください。
接続後、アプリのホーム画面はこのようになっており左側に受信機・送信機が表示されて選択できるようになっています。
まずは、受信機を選択して受信機設定画面を見ていきます。
主に設定できる項目は下記4つです。
➊Backlight
➋Gain Mode
➌Mode
➍Button
➊ Backlight
「On」と「Off」を選択することができます。
Backlightとは、受信機の画面点灯時間のことを示しており「Off」に設定した場合、10秒経過後、画面点灯が省エネモードに突入します。
➋ Gain Mode / Gain
ゲインモードを「Fine」「Coarse」「Camera」の3段階より選択することができます。
Gain Modeとは、音声の入力レベルの強さをコントロールできる設定になります。
それぞれのゲインモードに合わせて隣の「Gain」も変化していきます。
Fine
0から-30までの10段階
Coarse
0、-12、-24の3段階
Camera
接続したカメラに合わせたプリセット
※「Preset」を選択すると数種類のカメラが表示されます。
➌ Mode
音声出力の記録方法を選ぶ「Marged」と「Split」を選択することができます。
Marged
マージモード。各送信機の音声を1つの音声に記録する。マージモード中は、セーフティチャンネルを有効にすることができます。
※セーフティチャンネルとは・・・1つのチャンネルの音量が20dB減少して録音される代わりに、メインチャンネルよりも20dB低い音量でセカンドチャンネルが録音されます。
これにより、メインチャンネルにて音が突然大きくなったり歪みが生じてしまった場合などでも、セカンドチャンネルが安全なバックアップの確保を行ってくれます。
Split
スプリットモード。各送信機の音声を別々の音声として記録する。
➍ Button
受信機の電源ボタンを「Backlight」と「Marker」のどちらかに割り当てることができます。
Backlight
電源ボタンを1回押しで、受信機の液晶画面の点灯表示のOn/Offを変更することができます。
Maker
電源ボタンを1回押しで、録音中任意の箇所にマーカーをつけることができます。
マーカーはRØDE Central内にて確認することができます。(例はこちらから)
次に、送信機の設定画面を見ていきます。
送信機を選択すると、録音データ表示画面になるので選択した送信機の「歯車」マークをクリックしてください。
歯車マークをクリックすると、設定画面が表示されます。
主に設定できる項目は下記4つです。
➊Record
➋Pad
➌Button
➍LEDs
➊ Record
送信機の録音方法を、「Always」「Buckup」「Button」「None」の4種類より選択することができます。
Always
送信機の電源を入れたら録音が開始される。
Buckup
受信機の電源が入っている状態で、送信機の電源を入れると録音が開始される。
Button
送信機・受信機の電源が入っている状態で、送信機の電源ボタンを押すと録音が開始される。
None
電源を入れても録音は開始されません。
※「Buckup」に設定した場合のみ、録音方法に圧縮音声と非圧縮音声を選択することができます。
※「Button」に設定した場合、ButtonはRecordに自動設定されます。
➋ Pad
マイクの感度の切り替え「On」と「Off」を切り替えることができます。
「On」にしておくと、マイクの感度が下がります。
➌ Button
「Mute」「Marker」「Record」「None」4つの設定のどれか1つを送信機のボタンに割り当てることができます。
Mute
電源ボタンを1回押して、操作している送信機をミュートにすることができます。もう一度押すとミュートを解除できます。
Maker
電源ボタンを1回押して、録音中、任意の箇所にマーカーを打つことができます。
マーカーはロードセントラル内にて確認することができます。
Record
電源ボタンを1回押して、録音を開始することができます。もう一度押すと録音が停止されます。
None
電源ボタンの設定はオフになります。
➍ LEDs
送信機のLEDライトの強さを設定できます。
「Bright」と「Dim」の2種類があり、「Dim」にしておくとLEDライトの明るさが抑えられます。
1. 送信機の録音データ表示画面にて録音データを選択
※「Marker」を使用した場合、音声波形箇所に緑の旗が記されます。
長期録音の際などに便利な機能です。
2. 音声データの保存フォーマットを選択
3. 「Export」をクリックして、保存先のファイルを選んで完了です。
カメラの内蔵マイクではなく、しっかりとしたマイクを使って動画を撮影することで、簡単に高クオリティな動画を制作することができます。
一眼レフやデジタルカメラと併用するのはもちろん、GoProにも別途メディアモジュラーという拡張機器を取り付けることでワイヤレスゴーとの併用が可能です。
動画制作に興味がある方は是非一度お試しください。
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