カリナイト 技術ブログ カリナイトのレンタル商品を、より便利に使いこなすためのテクニックや最新技術をご紹介!
カリナイトの専門知識豊富なスタッフが随時更新中です!

【2025年最新】iPadの選び方を初心者向けにわかりやすく解説

【2025年最新】iPadの選び方を初心者向けにわかりやすく解説

2025年3月 新型iPadAir(M3)およびiPad(A16)が発表されました。
iPad(A16)はiPadのエントリーモデルとして「無印シリーズ」とも呼ばれています。
無印シリーズが新しく更新されるのは、2022年以来となり、現在は全てのiPadが1年以内に発売されたものとなりました。
全種類のiPadがリニューアルされた今、「iPadの購入を検討している」方や、「iPadの種類が多く、どれを選べばよいかわからない」という方に向けて、それぞれのiPadの違いと、用途別に合わせたiPadの選び方をわかりやすく解説いたします。

目次

  1. iPadの種類
  2. 購入金額
  3. プロセッサ(チップ)
  4. 画面サイズ
  5. 外部インターフェース
  6. 一緒に使える付属品

iPadの種類

iPadには、下記4つの種類があります。

・【iPad Pro(M4)】13インチ/11インチ 2024年5月発売
・【iPad Air(M3)】13インチ/11インチ 2025年3月発売
・【iPad mini(A17 Pro)】8.3インチ 2024年10月発売
・【iPad(A16)】11インチ 2025年3月発売

購入金額

iPadの購入金額は、「無印→mini→Air→Pro」の順に高くなります。
無印モデルとProを比較すると、大きな金額差があり「同じiPadなのに価格差が大きい」と思われる方もいらっしゃるかもしれません。

iPadはスペックが向上するにつれて、「できること」が増えていきます。
そのため、iPadを選ぶ際には「iPadで何をしたいか」を明確に決めることが重要です。

※最小容量での金額となります。(2025年5月現在)
Wi-Fi+Cellularモデル

iPadには、Wi-FiモデルとWi-Fi+Cellularモデルが用意されており、Wi-Fi+CellularモデルにはデジタルSIMの「eSIM」が搭載されています。
そのため、Cellularモデルであれば、Wi-Fiがない環境でもインターネット接続が可能です。

プロセッサ(チップ)

各iPadの商品名に記載されている「M4」や「A16」は、Appleが開発したシステムオンチップ(SoC)の世代を示すものです。CPUやGPUのコア数は、搭載されているSoCによって異なり、SoCの性能が高いほどiPadのスペックも高く、価格も高くなります。

CPU・・・頭脳の役割を持つパーツ。
GPU・・・画像/動画の処理を行うパーツ。
どちらも、コア数が多いほどiPadの処理動作速度が上がります。

チップの性能が高いほど、負荷のかかる作業を行ってもiPadの動作が安定します。

そのため、動画編集・イラスト制作・3Dデザインといった高負荷な作業を行うプロクリエイターには、ProまたはAirシリーズが適しています。
一方、ノートを書く・動画を見る・ウェブブラウジングをする・電子書籍を読むなど、負荷の少ないアプリケーションを主に使用する場合は、iPad無印シリーズやminiシリーズでも問題なく使用できます。

画面サイズ

iPad Pro、Airシリーズには11インチと13インチが用意されています。
11インチは、標準モデルの無印iPadにも取り入れられている一般的なタブレットのサイズです。
持ち運びやすさと画面の視認性を両立させているため、標準的な大きさとなります。

「一般的なサイズでは作業範囲が足りない」「とにかく大きな画面で動画やゲームを楽しみたい」という方には13インチがおすすめですが、重さも大きさもある分、持ち運びにはかなり不向きです。
外出先でもiPadを使いたいと想定している場合は注意が必要です。

対して、一番小さいサイズの8.3インチiPad miniは、持ち運びに特化したモデルです。
片手でも持てるサイズになっていて、鞄にずっと入れていても邪魔にならず、電車の中で使用しても威圧感はありません。
しかし、ノートを取ったり、細かな作業を行うには小さいと感じる可能性があります。
そのためiPad miniを購入する人は、iPadをすでに持っている人で、外出用iPadとして購入する方が多い印象です。

外部インターフェース

各モデルのiPadのスペックは、チップの性能だけではありません。
iPad本体に搭載されている機能面においても、それぞれに特徴がありますので表にまとめてみました。
専門用語も多く、多少見づらい表になってしまったので、要点のみ黄色で目印をつけています。

充電コネクタ

全てのモデルの充電コネクタには「USB-C」が搭載されています。

ですが、iPad Proのみデータ転送速度が最大40Gbpsの「Thunderbolt/USB-4」対応USB-Cコネクタを搭載しており、他モデルと比較してデータの転送速度が大幅に向上します。
そのため、大容量データの転送を頻繁に行う場合にはiPad Proが適しています。

セキュア認証

iPad Air・mini・無印シリーズには、画面ロック解除時に設定可能なセキュア認証として、トップボタンに「Touch ID」(指紋認証)が搭載されています。

指紋は最大5本まで登録可能で、トップボタンに指を置いて、ワンタッチで画面解除できる利便性があります。
一方、iPad Proには、「Face ID」(顔認証)が搭載されています。
画面に顔を向けるだけでロックが解除されるため、iPad起動時だけでなく、お買い物やアプリインストール時などもよりスピーディーにiPadを使用できます。

スピーカー

iPad のスピーカーは、横向きに保持した際に左右から音が聞こえるよう搭載されています。Air・mini・無印シリーズは左右1個所ずつスピーカーを搭載していますが、

Proシリーズは左右2個所ずつの計4つのスピーカーを搭載されています。
これにより音の臨場感が増し、動画や音楽・ゲームをより楽しむことができます。

ディスプレイ

・Liquid Retinaディスプレイ

iPadのディスプレイにはApple独自の技術である「Liquid Retinaディスプレイ」が採用されており、緻密で高解像度な画面を実現しています。

・タンデムOLED、ProMotionテクノロジー

iPad Proのディスプレイには、「タンデムOLED」と称される有機ELディスプレイを搭載。
これにより、他シリーズのiPadと比較して明暗のコントラストがより強くなっています。
さらに、「ProMotionテクノロジー」が搭載されており、最大120Hzの*リフレッシュレートに対応しています。これにより、画面操作がどのiPadよりも滑らかになり、指やペンの追従性が高まります。
※リフレッシュレート・・・1秒間に画像が更新される回数を示す指標。

・フルラミネーション

iPad Pro・Air・miniに搭載されている「フルラミネーション」は、iPad内の3層構造を一体型した技術です。これにより、タッチした指先やペン先と表示画面までの距離が短くなっています。
些細なことに感じますが、イラスト制作などを行うユーザーにとっては、ペン先と描画後の表示がより近いほうが描きやすいという利点があります。

・Apple Pencilのホバー

Apple Pencilのペン先で触れようとしているところを、プレビューできる機能です。
画面から少しペンを浮かせた状態にすると、触れていなくても触れた後の状態を画面で確認することができます。

iPad(無印)にはフルラミネーション/Apple Pencilのホバー機能が無い

無印には、上記2つの機能が搭載されていません。
ですがどちらもApple Pencilとの併用を前提とした機能のため、ペンを使った精細な作業を必要としないユーザーであれば、気にならない可能性が高いです。

Apple Intelligence

「Apple Intelligence」とは、Apple独自のAI技術であり、画像や文章の生成・より高度な機能を備えたSiri等の利用を可能にするものです。
iPadを含むAppleデバイスで利用できますが、iPad(第10世代)には対応しておりません。
「iPadでApple Intelligenceを使いたい!」という方は注意が必要です。

一緒に使える付属品

Appleからは、iPadと一緒に使えるiPadアクセサリ類が多数販売されています。
ただし、アクセサリの互換性はiPadの種類によって異なるため、確認しておきましょう。

ここで留意すべき点は、iPad無印が対応しているApple Pencilは「第1世代」と「USB-C」のみであるということです。

iPad無印は、今年の3月に発売された一番新しいiPadなのですが、残念ながら無印のみ「Apple Pencil Pro」には対応しておりません。
Apple Pencil Proには、ペンをぎゅっとつまむとペンツールが画面に表示される「スクイーズ」機能や触覚フィードバック、「探す」機能に対応しており、便利な機能が備わっています。
先ほども解説したフルラミネーションとホバー機能がiPad無印には搭載されていないことを踏まえても、より緻密なApple Pencilの使い心地を求める場合は無印シリーズはおすすめできません。

とはいえ、Apple PencilとiPad本来の性能は非常に高く、無印でも「紙に描いているような描き心地」は十分に感じることができます。
メモや勉強など文字を書くことに使うのであれば、Appleの技術を十分に体験できるはずです。

まとめ

旧機種を含むiPadの候補機種は非常に多岐にわたります。まずは、具体的な用途を明確化し、候補機種の中からサイズや対応アクセサリ等を比較検討することで、最適なiPadを選択できていると考えられます。

カリナイトでは、最新iPadを全機種取り扱っております。
お見積りは無料!レンタルご希望の方はお気軽にお問い合わせください。