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iPad Pro M5は何が変わった?M4との違いと進化ポイントをわかりやすく解説

iPad Pro M5は何が変わった?M4との違いと進化ポイントをわかりやすく解説

2025年10月、新型iPad Pro(M5)が発売されました。M5チップを搭載したiPad Proは、処理能力がパワーアップしただけでなく、AI処理のパフォーマンスやワイヤレス性能が向上。ユーザーの作業環境を、より快適に整えることが可能です。
本記事では、iPad Pro(M5)の解説と、前モデルiPad Pro(M4)からどのくらい進化したのか、実際に使用感を比較しながら解説していきます。

目次

iPad Proシリーズの特徴

「iPad」は、ユーザーの使用用途に合わせて4つのモデルから選ぶことができます。
iPad Proシリーズは、最も高性能なチップと高精細ディスプレイを搭載した最上位モデルです。

一般的なiPadの使い方としては、動画視聴・Web閲覧・電子書籍・資料作成・ノート作成などが挙げられると思いますが、これらの作業は負荷が少ない(動作が軽い)ため、どのiPadを選んだとしても不自由なく快適に使用することができます。
一方iPad Proは、処理能力を左右するメインプロセッサに高性能なMシリーズチップを搭載しているため、4K動画編集や3Dモデリングなど、負荷の高い作業もスムーズに作業することのできるデバイスです。
4つのモデルの中では最も高価格帯に位置しますが、日常的な用途だけでなくプロレベルの作業まで幅広くカバーできるため、クリエイター用途や業務用タブレットとして選ばれることの多いモデルです。

さらに、iPad Proは処理性能が高いだけでなく、本体の仕様についても他のiPadとは異なる特別な設計が採用されており、群を抜いたスペックのモデルとなります。

高性能なディスプレイ

iPad Proのディスプレイには、前モデルのiPad Pro(M4)から採用された、2層の有機発光ダイオードテクノロジー「タンデムOLED」が搭載されています。
他モデルのiPadに採用されているディスプレイと比べて、高輝度・広色域・高コントラストを実現しているのが大きな特徴です。
撮影したデータを見てみると、目で見たままの自然な映像を映し出してくれている印象です。
屋外や周囲が明るい環境でも視認性が高くなり、コンテンツに集中しやすい視聴体験が可能になりました。
さらに、最大120Hzのリフレッシュレート(ProMotion)に対応しているため、スクロールやアニメーションの質感が非常に滑らかに表示されます。
Apple Pencil使用時の描画遅延も、他モデルのiPadを比べるとより少なくなるため、本格的なイラスト制作などではiPad Proがおすすめです。

クリエイター向けのハードウェア構成

充電ポートには、高速データ通信が可能なThunderbolt対応のUSB-Cが搭載されており、短い時間で動画データを移動することが可能です。
さらに、4つのスピーカーと4つのマイク構成で、没入感のあるエンタメ消費を体験できます。
ロック解除時などに活用する生体認証は、Face ID(顔認証)に対応しており、起動も手軽でスムーズです。

iPad Pro(M5)の特徴

処理能力を左右するメインプロセッサに「M5チップ」を搭載したiPad Pro(M5)は、様々な性能のパフォーマンスがパワーアップしています。

AIパフォーマンスの進化 

iPad Pro(M5)では、GPUコアに「Neural Accelerators」というハードウェアが搭載されました。アクセラレーターとは、「加速させるもの」を意味し、より効率的にAI処理を高速化するはたらきがあります。これにより、画像生成や動画処理など、オンデバイス上で行われるAI処理が向上することになります。
実際に、前モデルのiPad Pro(M4)との比較として、画像生成の処理速度を検証してみました。

同時に画像生成を開始。完成間近のM5モデルと少し遅れているM4モデル

オリジナル画像を作れるApple公式アプリ「Image Playground」を使用し、同様の条件で画像を数回生成してみたところ、iPad Pro(M5)が毎回3秒程早く完成する結果となりました。
Appleの発表では、iPad Pro(M5)のAI処理について「M4搭載のiPad Proより最大3.5倍、M1搭載iPad Proより最大5.6倍のAIパフォーマンスを発揮」と記述されており、今回は簡単な画像生成の比較でしたが、もっと複雑なAI生成になってくると、待ち時間の大幅な短縮が期待できそうです。

グラフィックス性能の進化

新しいレイトレーシングエンジンの採用により、グラフィックス性能も大きく進化しました。
レイトレーシングとは、光の動きをシミュレーションして現実に近い映像を表現する技法で、映像のリアリティを大きく向上させる要素のひとつです。
これにより、ビジュアル処理の負荷が高いアプリやゲームにおいても、より安定した動作を発揮します。

マルチタスク性能の向上

iPad Pro(M5)では、CPU性能の向上に加えユニファイドメモリ帯域幅とRAMも増加しました。
これにより、高負荷なアプリを複数同時に立ち上げた状態でも、安定した動作で作業することが可能です。

iPad Pro(M5)iPad Pro(M4)
メモリ帯域幅153GB/sのメモリ帯域幅120GB/sのメモリ帯域幅
RAM12GB8GB

実際に、動画編集アプリ「Final Cut Pro」を使用し、iPad Pro(M5)で1分間の4K60fpsの動画データの書き出しを行ってみたところ、iPad Pro(M5)では約57秒で完了しました。対してiPad Pro(M4)は約1分8秒となっており、およそ10秒ほどの差を確認できました。
M4モデルも十分速いのですが、M5ではさらに処理時間が短縮されており、実際の作業においてもしっかり体感できるレベルで進化しています。


実際の処理性能が数値で分かるベンチマークテストの結果においても、iPad Pro(M5)は高いスコアを記録しており、その性能の高さを確認できます。

iPad Pro(M5)iPad Pro(M4)
CPU シングルスコア41863809
CPU マルチスコア1507313831
GPU7418655453

ワイヤレス性能が向上

Appleが新たに設計したワイヤレスネットワークチップ「N1」が搭載され、それぞれの通信規格は、Wi-Fi7・Bluetooth6・Thread(スマートホーム規格)に対応しました。
対応環境下においては、より高速で安定した通信環境を整える事が可能です。

その他ハードウェア進化

・高速充電に対応したUSB-Cポート

別売りの40Wダイナミック電源アダプタ(最大60W対応)を使用すると、約30分で最大50%まで充電することが可能です。iPadを満充電にするには時間がかかる印象があるため、持ち出す機会が多い人は活用するといいかもしれません。

・最大120Hzの外部ディスプレイに対応

有線接続による外部ディスプレイ出力では、最大120Hzのリフレッシュレートに対応しました。
iPadを、高リフレッシュレート対応のディスプレイおよびケーブルを使って接続するだけで、細やかな動画制作を大画面で作業することが可能になり、ゲームプレイ時には滑らかな映像のiPadゲームをディスプレイ上で楽しむことができるようになります。

・高速モバイル通信を実現

セルラーモデルのiPad Pro(M5)は、Appleが設計したモバイル通信モデム「C1X」を搭載しており、前モデルのiPad Pro(M4)と比べて、最大50%高速なモバイル通信が可能になりました。
これにより、外出先でも大容量のデータ通信や高速なブラウジングがストレスなく行えるようになります。

iPad Pro(M5)を選ぶメリットと向いている人

iPad Pro(M4)は、大幅なリニューアルがあり、多くの進化点が追加されたモデルでした。対してiPad Pro(M5)は、外観や基本仕様における大きな変化は控えめで、主な変更はメインプロセッサの性能向上にフォーカスしたモデルとなっています。
そのため、日常的な用途や軽めの作業制作では、M5を使っていてもその高い性能を最大限に生かしきれない可能性が高まります。
iPad Pro(M5)は「より高い処理性能を求める」ユーザーに適したモデルといえます。用途に応じて選ぶことで、後悔の少ない選択につながるはずです。

AI機能を多用するユーザー

iPad Pro(M5)は、AI処理性能が強化されており、アプリ内でAI生成を頻繁に活用するユーザーにとっては、M5を選ぶメリットが高まります。

「M2」以前のiPad Proを使用しているユーザー

iPad Pro(M4)も高性能iPadのため、1世代前からの買い替えは必須ではない場合がほとんどだと思いますが、M1モデルなど、数年前のiPadを長年愛用してきたユーザーにとっては、十分に買い替える価値のあるモデルです。
外観も性能も大きく進化しているため、使い心地の差は大きく実感できるはずです。

13インチと11インチはどちらがおすすめ?

iPad ProおよびAirシリーズは、11インチと13インチのどちらかを選ぶことができます。サイズの違いによって、価格も数万円程変わってくるため、サイズ選びは慎重に選びたいところです。
高性能だからこそ、どんなアプリも快適に作業できるハイエンドモデルは、持ち運びの携帯性と大画面で作業ができる生産性のどちらを重視するか、使い手の使用用途をじっくりと想定して選ぶと良いかもしれません。

持ち運びを重視するなら11インチがおすすめ

タブレットの標準的な大きさは11インチです。手で持った時に、程よい視認性でディスプレイが目に入ります。一方13インチは作業スペースが広くなり、マルチタスクで2つ以上のアプリを並べて使用したいシーンでは、画面の大きさが重宝します。
iPad Proの特徴は厚みにあり、11インチは5.3mmで13インチは5.1mmになっています。iPadシリーズの中でも一番薄く作られており、持ち運びやすさも高められています。
起動の速さと携帯性の高さがパソコンよりも優れているiPadは、この「持ち運びやすさ」を想定しておくことも大切です。
その点では、鞄への収まりやすさと、持った時の重さを比較した際に、11インチが格段に扱いやすいと感じました。

iPad Pro(M5)11インチiPad Pro(M5)13インチ
重量444g579g
鞄に収納しやすい11インチiPad

作業効率を重視するなら13インチがおすすめ

13インチの大きさであれば、パソコンのようにアプリを2つ以上並べて作業しても窮屈さを感じることはありません。
左で動画を見ながら、右でブラウザを開いて調べ物をしたり、ノートを作成するのもおすすめです。
動画編集アプリであれば、タイムラインを長く表示することができ、プレビュー画面も大きく確保できて作業が捗ります。
ツールを多用して作業するクリエイティブな制作シーンでは、13インチの大画面が重宝するはずです。

「調べる」と「書く」を同時に。作業効率がグンと上がります。

カリナイトのiPadレンタル

デジタル機器レンタルの「カリナイト」では、iPadを含むタブレット商品のレンタルが可能です。
親しみのあるホームボタン搭載のiPadから、iPad Pro(M5)のような最新iPadまで幅広いラインナップを豊富に取り揃えております。
また、ご利用時のシーンに合わせて一緒にお使いいただけるアクセサリや展示機材も多数ご用意しています。
用途やご予算に応じて最適な機種をお選びいただき、お客様の最適な環境づくりを万全の体制でサポートさせていただきます。