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レンタル、リース、購入の違いとは?

レンタル、リース、購入の違いとは?

カリナイトの提供するサービスは法人向けのレンタルで、リースとは異なります。
レンタルとは何かを改めて確認しておく事で、レンタルを利用すべきか分かりやすくなるでしょう。

レンタル、リース、購入は目的によって使い分けが必要

レンタル、リース、購入それぞれの特徴を把握することで、目的によって使い分けるべきであることが分かります。
特にレンタルとリースは「物件を借りて使用する」という面においては同じですが、いくつか違いがあります。

レンタル

レンタル
レンタルは、レンタル会社が所有する物品を「短期間」利用するのに便利なサービスです。
1日だけ使いたい、数が足りないなどといった短期間の目的で使われることが多い反面、色々な費用負担をレンタル会社で行なってもらえる事から長期的に利用するケースもあります。
実際、カリナイトにも年単位でのレンタル依頼が来たこともあります。例えば減価償却や、固定資産税に動産保険、保守、修理、除却費用など、「物を持つ」上でかかってくる費用が不要となると、身軽に経営できる利点はあると言えるでしょう。

レンタルの歴史は古く、企業レベルでのレンタルは電話機を発明したグラハム・ベルが1887年に電話会社を設立した際の電話機の有料貸出サービスが世界初であるとされています。

リース

リース
レンタルとリースの大きな違いは、契約期間の長さです。
リースは年単位で貸し出す事が多い物件で利用されており、代表的なものには工場の産業機器や、コピー機などのオフィス機器などがあります。
希望する物件をリース会社が購入する特徴も、レンタルとの大きな違いです。
月額料金はレンタルよりも安い傾向にありますが、物件価格xリース料を長期間支払っていく点や途中解約ができない点から、レンタルよりも割高になるケースも有るでしょう。
また、保守・修繕はリース会社ではなく利用者で行うのが基本となるため、注意が必要です。

金額が大きくなる事が多いため、レンタルよりも借りる前の契約時の信用調査や審査が厳しい事もあります。

購入

購入
物件を自社で購入する場合、所有権が自社にあるのはもちろん、割賦で支払っていないならば月額負担もありません。
常時利用する物件であれば、購入したほうが長期的にはお得になります。
購入する場合、固定資産税・動産保険や保守・修理・除却費用を負担する事になる他、「資産計上」が必要になるため、場合によっては面倒が増えることになります。

レンタル、リース、購入のメリットとデメリット

おおまかな違いはお分かりいただけたかと思います。
次に、具体的なメリットとデメリットについて考えてみましょう。

違いは9項目の比較表で確認

違いは大きく分けて9つの項目に分けられます。
表を見ていくと、メリットとデメリットが見えていきます。

レンタル、リース、購入 比較

レンタル リース 購入
利用適正期間 短期
(1日~3年ほど)
長期
(3年~6年ほど)
長期
所有権 レンタル会社 リース会社 利用者
物件選択 選べない
(レンタル会社所有限定)
選べる 選べる
減価償却期間 任意で決められる 使用可能期間の70%以上
(法定耐用年数など)※1
使用可能期間
(法定耐用年数など)
解約の可否 可能 不可能
(残額支払い必須)
不可能
(解約の概念なし)
固定資産税・動産保険 レンタル会社負担 リース会社負担 利用者負担
保守・修理・除却費用 レンタル会社負担 利用者負担 利用者負担
導入費用 レンタル料金
(購入額の50%以下など)
リース料金
(購入額の50%以下など)
購入費用全額※2
会計処理・法人税※3 オフバランス
(経費処理)
オンバランス
(資産計上)
オンバランス
(資産計上)

※1 使用期間10年以上経つと60%以上となります。
※2 分割払いで一時的な負担は軽減できるが、総額は変わらない。
※3 会計処理は日本基準です。

メリットとデメリット比較

メリットとデメリットを見比べて、適切なものを選ぶ参考にすると良いでしょう。
短期間であればレンタルが優れていることがよく分かります。

メリット

レンタル
  • 短期間のコスパが最高
  • 保守・修繕などの管理コストがかからない

    ※故障させた場合、弁済費用はかかる

  • 設定したレンタル期間が過ぎれば返却できる
  • 会計処理が「経費処理」で済むので楽
  • 自社の持ち物ではないので、不要になった時の廃棄が不要
リース
  • 好きな物件をリース会社に購入してもらえる
  • 減価償却が購入と比べて70%以上で済む
  • リース料部分は経費扱いにできる
  • 分割払いなので負担が少ない
購入
  • 所有権は自分なので、月額料金は不要
  • 好きな物件を選べる
  • 解約の手間がない

デメリット

レンタル
  • 物件はレンタル会社指定で選べない
  • 長期レンタルだと購入より損になることがある
リース
  • 解約するには残額全て支払いが必要
  • 残額全て支払いが終わっても、所有権はないまま
  • 保守・修理・除却費用は負担してもらえない
  • 長期リースだと購入より損になることがある
購入
  • 一度に費用全額が必要なため、初期費用が大きい
  • 固定資産税・動産保険を負担しなければならない
  • 保守・修理・除却費用を負担しなければならない
  • 減価償却は使用可能期間と同じ

リースには、2種類の契約がある

一般にリースと呼ばれるものには実は、2種類の契約方法があります。
いずれも商品代金と利息を足した金額を支払っていくのが一般的で、高額商品に対して分割払いで利用されるのは変わりません。

ファイナンスリース

リースと言われるものの大半は、ファイナンスリースとなります。
ファイナンスリースはフルペイアウトである事が前提で、利用者が必要とする物品をリース会社が代理で購入して立て替える特徴を持ちます。リース会社が利用者に貸し出す際、年契約で分割された商品代金と利息を足した金額を請求するのが基本的な流れです。
フルペイアウトとは、「リース期間中にリース会社が代理で購入した費用(設備・資材の取得価額など)のほぼ全額を利用者が支払う事」という意味になります。

オペレーティングリース

オペレーティングリースは、ファイナンスリースに該当しない全てのリースの事です。
代表的なものとして、「リース期間満了時の残存価額(残価)を査定し、減損分のみを利用者が負担する」リースがあります。
例えば、200万円の商品を購入する場合、3年後の価値が残価として60万円になるとします。減損分の140万を3年間、分割で利用者が支払っていく流れとなるのがオペレーティングリースです。

会計処理の取り扱いも、ファイナンスリースとは異なります。
ただし、2019年度からIFRS(国際財務報告基準)を任意で適用している企業に関しては例外です。例外的にファイナンスリースとオペレーティングリースの区別が廃止された「新リース会計基準」の適用が義務付けられている場合、同じように取り扱うことが可能となっています。

レンタルは短期、リースと購入は長期でお得

レンタル、リース、購入での違いを理解いただけたなら、大枠では「利用物品の使用期間」が短期になるか長期になるかの判断が必要だとお気づきかと思います。
レンタルであれば短期、リースや購入であれば長期利用に適しているでしょう。長期間の使用になる場合のみ、リースで負担少なくするか、購入してしまうか考えるのがおすすめです。
「使いたいときだけ使う」といった事ができるのはレンタルだけなので、会社にメリットがあれば積極的に利用していきましょう。

最後に、それぞれのおすすめの利用機器の例を紹介しておきます。

レンタルの利用例
  • 展示会用のモニター
  • イベント用のiPad
  • セミナーでのプロジェクターや音響機材
  • 出張利用でのモバイルWiFiルーター
  • イベント会場で交通整理するための無線機
  • イベント会場での入場用のサーモグラフィー・サーモカメラ
  • リモートワーク用のパソコン

    ※リモートワークが一時的な場合に限る

リースの利用例
  • FAX機能付きの大型コピー機
  • サーバー設備
  • 社用車
購入の利用例
  • 1,000円程度のイヤホン
  • 社用パソコン、スマホ
  • 固定のWifiルーター
  • 電卓などの備品
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