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iOS16.2の新機能と修正点を紹介

iOS16.2の新機能と修正点を紹介

Appleは現地時間にして2022年12月13日、iOS16.2とiPad OS16.2をリリースしています。
日本時間では2022年12月14日となる中型アップデートで、まさにリリースしたばかりです。
公式からリリースノートも出ていますので、新機能や修正された点をまとめて紹介いたします。

※一部の機能は、地域やAppleデバイスによっては使用できません。

iOSとiPad OS共通の新機能

iOSとiPad OS共通で、16.2のバージョンで3つの新機能が追加されました。
特に「フリーボード」に関しては完全新規のアプリケーションということで、注目を集めています。

フリーボード

Appleのフリーボード
Mac、iPad、iPhoneで友達や同僚とクリエイティブに作業するための新しい“フリーボード” Appが追加されました。
フリーボードは、ブレーンストーミングやアイディアの実現に最適なツールとして開発されています。
フリーボードの主な特徴は、下記の2つです。

  • 自由自在なキャンバスに、ファイル、画像、付せんなどを追加可能
  • 描画ツールでキャンバス上のどこにでも指やApple Pencilでスケッチ可能
  • 「iPad」と「iPhone」「Mac」間での共同作業に対応
  • iOS 16.2、iPadOS 16.2、macOS Ventura 13.1対応の全てのiPhone、iPad、Macに無料提供

詳しくは公式の説明ページをご確認下さい。

「Apple、フリーボードを発表」

Apple Music Sing

Apple Music Sing
Apple Music内の何百万もの曲から選んだお気に入りの曲に合わせて歌う新しい方法です。
ボーカルの音量を自在に調整して、原曲のアーティストとデュエットしたり、ソロで歌ったり、それらを組み合わせたりすることが可能。
新しく強化された音節に合わせて表示される歌詞で、より簡単にミュージックの進行を追うことも可能です。

機能や対応機種など、詳しくは下記の記事内の項目をご確認下さい。

「新機能のApple Music Singでは、カラオケができる」

Game CenterのSharePlay

Apple GameCenter
AppleのGame Centerは、対応したゲームであれば各種Appleデバイスで利用することができるソーシャルゲームネットワーク機能です。
iOS16.2および、iPad OS16.2において、Game CenterのマルチプレイゲームがSharePlayに対応。FaceTimeで通話中の人と、プレイ可能となりました。
アクティビティウィジェットで、ホーム画面から直接、友達がプレイしているゲームやその達成状況を見る事も可能となっています。

詳しくは公式の説明ページをご確認下さい。

「Game Centerの概要」

「Game Center を使って友達と一緒にゲームする」

「SharePlayを使用してiPhoneのFaceTimeで一緒に観たり聴いたりする」

iOS16.2だけの新機能

iOS16.2だけに追加された新機能があり、いずれもロック画面の強化となります。
そのうち一つは、iPhone14のみに有効です。

ロック画面で壁紙や通知を非表示にできる機能

iPhone14 ProおよびiPhone14 Pro Maxで“常に画面オン”が有効になっている場合に、壁紙や通知を非表示にできる新しい設定です。
iPhone14だけでなく、常に画面オンを有効にしていない人にも関係ない話ではありますが、壁紙だけを表示させたい場合や通知だけを表示させたい場合と細かく設定できる事は良いことでしょう。

睡眠ウィジットで最新の睡眠データを確認できる機能

睡眠ウィジェットで、最新の睡眠データを確認可能になりました。
「ヘルスケア」アプリに保存されているデータ、Apple Watchや他の睡眠追跡デバイスから集まったデータを利用するのが特徴です。
ウィジットは大小の2つが用意されていて、好みのレイアウトになるよう選択が可能です。
小型ウィジットでは睡眠時間だけですが、大型ウィジットでは睡眠の質を記載した棒グラフの表示も可能となっています。

服薬ウィジットでリマインダーを表示する機能

服薬ウィジェットでリマインダーを表示して、スケジュールに素早くアクセスすることが可能になりました。
iOS16が出た時点で「ヘルスケア」アプリに服薬している薬を登録できるようになっていましたが、ウィジットとしてリマインダーが出せるようになったのは初となります。
リマインドしやすくなった事で、より便利に使う事が可能です。

iOSとiPad OS共通の修正点

iOSとiPad OS共通で、7つの修正が実施されました。
スマートホーム用アクセサリとAppleデバイス間での通信の信頼性および効率の向上については、詳しい概要が公開されていません。
ただ、「ホームAppのオートメーションが正常に動作しない問題」に関わる修正と言われています。
iOS16.2へのアップデートで修正されるのは、下記のとおりです。

  • スマートホーム用アクセサリと、Appleデバイス間での通信の信頼性および効率の向上
  • “メッセージ”の検索が改善、犬、車、人物、テキストなどの写真の内容に基づいて写真を検索可能
  • SafariでiCloudプライベートリレーのユーザが、特定のサイトでサービスを一時的に無効化可能

    ※“IPアドレスを公開”設定で再度読み込む必要があります

  • 他の人が共有メモをアップデートしている箇所をライブインジケータで表示可能

    ※“メモ”の参加者カーソルによる操作が必要

  • AirDropの設定が10分経過すると自動的に“連絡先のみ”に戻るようになる

    ※望まない相手からのコンテンツの受信リクエストを防止する機能

  • アップデート後に一部のメモがiCloudと同期できなくなる問題を修正
  • 日本語キーボードでの入力中にVoiceOverで変更を認識できないことがある問題を修正

AirDropに関しては、10分経過で勝手に連絡先に戻ってしまうということで、セキュリティが改善された反面、使い勝手が悪くなったと不評のようです。
アップデートする際は、要注意となるでしょう。

iOS16.2での修正点

iOS16.2では、現時点の最新であるiPhone14に限定した修正が行われました。
iPhone14以外のユーザーには関係ないため、本項は読み飛ばしても問題ありません。

iPhone14とiPhone14 Proモデルでの衝突事故検出の最適化

iOS16.2へのアップデートにより、衝突事故検出機能が最適化されました。
元々iPhone14モデルでは、激しい衝突事故にあった場合に衝突を検出、連絡する機能が追加されています。連絡先は緊急通報サービスと、指定の緊急連絡先です。
連絡は通知が表示された後、キャンセルされない限りは20秒後に自動で発信される方式であるため、万が一の誤検知でも慌てることはありません。
主な機能は下記のとおりです。

  • 自動発信の場合は緊急通報サービス向けにオーディオメッセージを再生
  • オーディオメッセージで、激しい衝突事故の旨、緯度と経度での座標と目安の捜索半径が通知
  • 衝突事故が検出された場合に、ほかの方法で発信される従来の緊急電話が無効にはならない
  • 衝突検出のオン/オフの切り替えで従来の緊急電話を優先することもできる
  • CarPlayまたはApple Watchを経由していてもiPhoneで実行される

詳しくは公式の説明ページをご確認下さい。

「iPhone 14モデルで衝突検出を管理する」

「事故に遭ったときに iPhone や Apple Watch の衝突事故検出で助けを呼ぶ」

iPad OS16.2での修正点

iPad OS16.2の修正点は3つあります。

  • トラッキング通知で所有者の手元から離れたAirTagが近くにあり、移動している事を示すチャイムが最近再生された場合に通知
  • アクセシビリティのズーム機能を使用している時にMulti-Touchジェスチャが反応しなくなる可能性がある問題を修正
  • ステージマネージャの改善

トラッキング通知の改善

AirTag(エアタグ) とは、紛失物の捜索や忘れ物の防止に役立つ、Apple純正のBluetoothタグです。
AirTagのトラッキング通知を入れていると、「AirTagはあなたと一緒に移動しています」または「あなたが所持中のAirTagが見つかりました」といった通知が届くのが基本機能のひとつです。
iPhoneなどの設定端末から離れた場合、移動していることを示すチャイムが再生される事もありますが、今回の更新で通知されるようになっています。

Airtagに関して詳しくは、下記をご確認下さい。

「AirTag対応アクセサリ、または AirPods を所持しているという通知が表示された場合の対処法」

アクセシビリティのズーム機能の改善

iPadにはiPhone同様、ズーム機能があります。指先でのピンチアウトではアプリによって拡大に対応していない事があるため、非常に有用です。
しかしながら、ズーム機能を使うためのMulti-Touchジェスチャが反応しなくなる可能性がありました。今回の改善でバグ修正が行われ、ジェスチャが正常に反応するようになったようです。

ズーム機能について詳しくは下記をご確認下さい。

「iPhone画面で拡大する」

ステージマネージャの改善点

ステージマネージャで改善された点は、3つあります。
高解像度への対応、使い勝手の向上が見受けられます。

  • 最大6Kの解像度の外部ディスプレイに対応
    ※iPad Pro 12.9インチ(第5世代以降)、iPad Pro 11インチ(第3世代以降)、およびiPad Air(第5世代)
  • 互換性のあるデバイスと、接続中のディスプレイ間でファイルやウインドウをドラッグ&ドロップ
  • 最大で、iPadのディスプレイで4つ、外部ディスプレイで4つのAppを使用可能

ステージマネージャについて詳しくは下記をご確認ください。

iPadでステージマネージャを使ってウインドウを移動する/サイズ変更する/整理する

iPad でステージマネージャのオン/オフを切り替える

新機能のApple Music Singでは、カラオケができる

新機能のApple Music Singは、対応した楽曲の歌詞をカラオケのように、音節に合わせて表示することが可能です。どこでも歌えることが特徴となり、シンガロング機能、あるいはカラオケ機能と言ってしまっても良いでしょう。
基本的な機能は、以下のとおりです。

  • ボーカルの音量調節
  • 音節ごとにタイムリーに正確に表示される歌詞
  • バックボーカルをメインボーカルと別に表示
  • デュエット表示で複数のボーカルを表示

Apple Music Singの概要は、下記をご確認ください。

Apple、Apple Music Singを発表

対応機種

Apple Music Singは、世界中のApple Musicのサブスクリプションの登録者が利用できる機能です。
しかしながら、OSと機種が対応していなければ利用することはできません。

iPhone

対応OS 対応機種
iOS16.2~ iPhone 11
iPhone 11 Pro
iPhone 11 Pro Max
iPhone 12
iPhone 12 mini
iPhone 12 Pro
iPhone 12 Pro Max
iPhone 13
iPhone 13 mini
iPhone 13 Pro
iPhone 13 Pro Max
iPhone 14
iPhone 14 Plus
iPhone 14 Pro
iPhone 14 Pro Max
iPhone SE 3(第 3 世代)
その以降の iPhone 機種

iPad

対応OS 対応機種
iPad OS16.2~ iPad Air 4(2020)
iPad Air 5(2022)
iPad mini 6(2021)
iPad 9(2021)
iPad 10(2022)
iPad Pro 11 インチ ( M1,2021)
iPad Pro 12.9 インチ( M1,2021)
その以降の iPad 機種

Apple TV

対応OS 対応機種
tvOS 16.1.1 Apple TV 4K         

競合のカラオケ機能がついたアプリ

現在のところ、カラオケ機能がついた音楽アプリはApple以外で3社ほど提供中の様子です。人気が出るかどうかは、今後のシェアにも影響されるでしょう。

Pokekara(ポケカラ)

Pokekaraはカラオケに特化しており、厳密には音楽アプリではありません。
自分だけのオンラインカラオケボックス「Pokeroom(ポケルーム)」などのカラオケ機能が提供される、カラオケアプリです。
カラオケに特化しているだけあり、音程表示や採点機能もついています。

Spotify

Spotifyには、「シンガロング」機能というカラオケ機能があり、提供中となっています。
ボーカルの音量調節もできるため、バックボーカルやデュエット表示などの機能差次第では、AppleMusicの方が人気となる可能性もありそうです。

LINE MUSIC(LINEミュージック)

LINEミュージックでもカラオケ機能が提供中です。音程表示が可能で採点もできるため、かなりカラオケらしい機能となっています。
対応曲のみカラオケが利用できる状態のため、曲数次第では他社製の方が人気となることも考えられます。

すでに問題や不具合発生が報告が有り、バックアップ必須

iOS16.1の際は「ロック画面や壁紙が真っ黒になる」「Lightning-Digital AVアダプタでミラーリングできない不具合」といった不具合もあったようですが、今回はどうでしょうか?
万が一の不具合に備え、OSのアップデート前には必ずバックアップをとっておきましょう。
iOS16.2において、すでに下記のような問題、不具合が報告されています。

  • アプリアップデートすると、メッセージアプリのフィルタスイッチが無効になる
  • Bluetoothのイヤフォンに延々と接続しようとする
  • 画面のアイコンが1ページ分、丸ごと消える
  • 一部のアプリ内で稀に文字化けが発生する

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